この回は獣王クロコダインが初登場した回です。ハドラーがクロコダインにダイ抹殺の指令を与える回。
ハドラーでも手に負えなかったダイをクロコダインが仕留められるか甚だ疑問が残りますが、ここは少年漫画ということで目をつぶりましょう。
クロコダインはいわゆる武人ということで上司のハドラーに対しては礼儀正しくしています。また、正々堂々を闘いを挑もうという姿勢が武人と言われる云われでしょう。
これまで、武士として戦ってきた誇りがあるのでしょう。まぁ普通に強いですからね。強いから正々堂々と戦えるというのもあるでしょう。最初はダイに勝てると思ったから真正面から闘いに行っています。
問題はダイが強敵と知ってからです。ここからクロコダインはザボエラにそそのかされて闇落ちしてしまいましたね。
これは人間の我々の世界も同じで、もし、勝てないかもしれない相手やトラブルが発生した場合に卑怯な方法を取る人間はかなりいるでしょう。試験やテストのカンニングやスポーツでのドーピングです。これらは圧倒的に自分が強ければやらないですからね。
勝てない可能性があると悟ったときはどうすれば良いのでしょう。正々堂々と戦うの他1つです。クロコダインは「どうせ負けるなら正々堂々と戦って負ければ良かった」と後悔していますが・・・。確かに卑怯な手を使って負けたらもう惨めなだけですよね。
では、ザボエラの卑怯な提案を突き返していたら、クロコダインに勝利はあったでしょうか?たしかに策なしだと負けたかもしれませんが、彼なりの工夫があれば勝てた可能性があります。例えば、修行して獣王激烈掌をこの段階で編み出すとか。
少なくとも正々堂々と戦えばダイを怒らすこともなかったのでダイのドラゴンの紋章は出現しなかったはず。これだけでも勝ち目はあったはずです。
卑怯な手を使うと相手に通常以上のパワーを出させてしまうので、結局、不利になるというのはよくありそうな話です。我々も、ビジネスでも試験でも、正々堂々と行くべきです。そして、負けるかもしれない場合は真っ当な策を用意して臨みたいものです。
真っ当な策とは何か・・・。それがわかれば苦労しないですが、簡単なものは卑怯な策になりそうです。
今回の名言
おお!魔軍司令どのかっ!これは無礼した by クロコダイン