アニメ67話大破邪呪文の危機　メルルの乙女心が素晴らしすぎる｜ドラゴンクエストダイの大冒険応援ブログ

姉さん

今回のアニメは原作では「236話　魔界軍団包囲網！！！の巻」、「237話　大破邪呪文の危機・・・！！の巻」、「 238話殺意の毒牙の巻」、「239話　その人の名は・・・！！の巻」の4話分でした。

僕

今回は涙なしでは見られなかった。ポップがメガンテで散ったときよりも泣いた。全米が号泣した。

姉さん

冒頭のシーンは前回のおさらい。神様！！って祈るポップだったが「アバンのしるし」は光らない。膝から崩れるポップ。

僕

ポップの絶望感が伝わってきます。こんな姿を仲間に晒すなんてポップの心が折れてしまったんだな。

姉さん

しかし、魔王軍はポップが絶望していても攻勢を緩めることは当然ありません。ここぞとばかりに大量の魔界モンスターが人間を取り囲みます。

僕

メルルは恐怖に震えますが、これだけのモンスターを察知できなかった自分を責めているようにも見えます。

姉さん

ポップは号泣してしるしが光らない事情を説明します。最初から光らなくて色々修行したけど駄目で、ぶっつけ本番に賭けたけどやっぱり駄目だったって。そんなポップを見てダイ、レオナ、ヒュンケル、マァムは困惑を隠しきれない。

僕

こんなに泣いているポップを再び見るとはね。ここまで泣くのはアバン先生がメガンテ砕け散ったとき以来かな。修行や厳しい戦いを重ねて精神的に強くなったと思っていたのだけど。

姉さん

一方のザボエラは勝ちを確信しているようです。

僕

そりゃそうだね。数でも圧倒的に上だし、個々のモンスターの強さも申し分がない。しかも周りを取り囲んでいる。筋書きどおりになっているのだからね。しかーし、おごりたかぶって逆転されたのも何度も経験したはず。ザボエラは学習能力がないようだ。

姉さん

ザボエラは「殺せ～」と号令をかけます。

僕

「進め！」とか「攻撃！」じゃないんだね。「殺せ！」とはなんとまぁ。ザボエラは嫌なヤツ度をさらに上げたな。しかし凄い数のモンスターがなだれ込んできたな。

姉さん

ピンチを悟ったダイはモンスター討伐に加勢しようとしますが、フローラ様がそれを止めます。ミナカトールを完成させよと。

僕

このときのフローラ様がポップに言った「アバンは決して間違った者を選ばない。」は最高だったな。優しく諭すようなそれでいて自信があるフローラ様を演じる高橋李依さんの声が素晴らしかった。

姉さん

ここで獣王クロコダインとノヴァは作戦会議。ノヴァは40～50体は倒すと言うのに対して

僕

「よくぞ言った。北の勇者」と獣王。獣王がノヴァを認めた瞬間でした。獣王は百獣の王だっただけに100匹を目指すとのこと。獣王とノヴァはどっちが強いんだろうね。技の威力は互角位だけど、経験値では獣王が上なので獣王のほうが強いかな。

姉さん

獣王遊撃隊もチウの訓示でやる気満々です。ビースト君いやブロキーナ老師は早速実力の一片を見せつけているわ。軽く蹴っただけで吹っ飛ぶライノソルジャー。

僕

この戦いで、拳聖ブロキーナが閃華裂光拳を使うところが見てみたい。原作ではなかったのでボーナス映像としてお願いします！

姉さん

一方のミナカトール組。一旦、撤退をしようと言い出すポップにこれがミナカトールを使える最後のチャンスと言うレオナ。それにここで逃げてしまうとポップのしるしは2度と光らない。魂が負けてしまう。

僕

確かにねぇ。ここで逃げを選ぶと一生光らない気がするな。まさに正念場だぞ。

姉さん

アバンの使徒を遠目から見守るメルル。メルルは「どうしてポップさんにはできないの？あんなに優しくてあんなに立派な心の持ち主なのに・・・」と思いますが・・・

僕

うむ。ポップは立派に成長したぞ。心も立派だぞ。僕もメルルと同じ気持ちだ。しかし・・・

姉さん

ポップはここでキレてしまう。「だったらこいつを他のヤツに渡してやらせればいいじゃないか！　俺は王族でもなければ生まれつきの戦士でもねぇんだよ！！」

僕

キレてしまっては駄目だな。先ほど心も立派といったのは撤回。メルルはまだポップを信じているようだが・・・

姉さん

ポップは言います。「勇気、闘志、正義、愛、ほかに何がある？　俺にしかない心の力？そんなもんあるのかよ！」ポップには自分だけの力が見えません。だから光らないのも当然だと思っているわ。

僕

確かにね。自分はこれっていうものがあればそれを磨こうと思うけど、ポップには自分だけの力っていうのが検討もつかないから努力もできないよね。「魔力」みたいのがあればポップはそれは自分の力だと思えるのだろうけど。

姉さん

レオナもポップの力が分かりません。困ってしまう。ヒュンケルは日を置いたら我々は死ぬ。雑念を捨てて集中しろといいますが・・・　具体的にポップの力を言い当てることはできません。

僕

ダイも励まし、次はマァムの励ましの番になって問題が・・・

姉さん

マァムは「私、あなたを誰よりも尊敬している！」と言ってしまう。

僕

尊敬しているか・・・悪くはないがちょっと距離がある言葉だね。好きになってくれる希望がないみたいとも取れる言葉。この「尊敬している」は、余裕がないポップは聞きたくない。いつものポップなら「俺はお前に尊敬されても全然嬉しくないだよぉ！！」との心で叫ぶのですが、このときは実際に大声で言ってしまう。

姉さん

この言葉に微妙な空気が流れアバンの使徒達に亀裂が入ります。ミナカトールの危機です。しかも、ザボエラがミナカトールの阻止を狙っています。光が出ていないポップなら確実に殺せると必殺のアイテム「毒牙の鎖」を取り出します。これはかすっただけで毒牙全身に回り死に至る悪魔の光弾です。

僕

ザボエラは相変わらず感は鋭いようだな。急所は知っている。この毒牙の鎖、めっちゃ禍々しさが出ているな。いい趣味しているわ。ザボエラよ。

姉さん

メルルはポップの気持ちを思いやります。ポップさんはマァムさんのことが好き。なのに・・・マァムさんの気持ちは尊敬に過ぎないって分かりポップさんは傷ついているのね。何か何か私にしてあげられることはないの？

僕

なんて、ええ子なんだ。意中の人が他の人を好きなのに、それなのになおその人のためになりたいと思う子はほとんどいないよ。メルルの健気さに感動だわ。今回、小原好美さんの名演技にも大拍手です。

姉さん

そしてメルルは恐ろしい魔力と殺意の塊を感じ取ります。邪悪な力の根源を探しザボエラであることを突き止めます。

僕

ここは占い師の本領を発揮したな。あとは危機をどう回避するかだが・・・

姉さん

この危機にはアバンの使徒はまだ気がついていません。それどころか、ポップは心が折れて、ついに逃げ出してしまいます。

僕

あーまた、逃げてしまうのか。だからしるしは光らなかったんだなぁ。

姉さん

逃げ出すポップ。最悪だわねぇ。でも、メルルはそんなポップであっても彼を守らなければならないという気持ちは消えなかった。

姉さん

ザボエラの毒牙の鎖がポップを狙っているからね。それに気がついたメルル。彼を助けに向かいます。光速で突き進む毒牙の鎖。

僕

ロン・ベルクさんはその光弾を止めろ！と言いますが、ノヴァも獣王も手が塞がっている。ロン・ベルクさんは「止めろーー！！」と2度叫ぶ。漫画では一回しか叫ばなかったのですが、アニメでは2回。2度目の「止めろーーー！！」というのがもう止められないという絶望だという感じでした。

姉さん

ザボエラは殺ったー！！と叫ぶ。しかし、毒牙の鎖が刺さったのはポップではなく直前で身を投げ出したメルルでした。

僕

逃げ出して最悪野郎となったポップですが、メルルは自分を犠牲にしてポップを守ります。ポップを最後まで信じていたんだね。

姉さん

毒牙の鎖が刺さってからメルルが倒れこむまで15秒位スローモーションのシーンが続きます。この間、色んなことが頭の中を駆け巡ります。

僕

黒髪が大きく広がって倒れたのが印象的だった（原作ではそれほど広がってはいない。）つやつやした美しい黒髪が無造作に地面に投げ出されるはめっちゃ悲しいじゃん。まだ若い命が奪われる・・・

姉さん

回復呪文で助けようとマァムは魔法陣を離れようとしますが、メルルは制止します。「私、どうせ助かりません。魔法円を無駄にしないで」

僕

メルルの顔が白くなっている。重症な上に猛毒に侵されている。

姉さん

続けて「ポップさんが五つ目の星になれますから」と言います。

僕

光じゃなくて星なんだね。星っていうところがいいよね。輝く星になれるとメルルはポップに言っている。

姉さん

だけど、ポップは状況を飲み込めない。逃げるような最低なヤツに命を差し出してまで守るなんて！なぜなんだ！って

僕

この言葉にメルルは無言で涙を流します。ポップさんは全然私の気持ちに気づいていない・・・

姉さん

これにもうレオナは黙ってはいられません。「バカ！！この鈍感。メルルは君が好きなのよ！」

僕

でもまぁ、この事実を知っているのはレオナとマトリフ師匠くらいだけどね。マァムは当然気がついていないだろうし。

姉さん

メルルは言います。「私の最期のお願いを聞いて　答えのわかっているいじわるなお願い　あなたの好きな人の名前を言って・・　知っています　その人が誰か　私でないことも　でも　あなたの口から聞きたいんです　そして　私をあきらめさせて　そうすれば今度生まれ変わったときにはポップさんみたいな　勇気のある人になれるかもしれない・・・」

僕

切なすぎる・・・

姉さん

ここでポップは迷いますが、意を決して素直に「マァムが好きなんだよぉ」と答えます。

僕

僕ならメルルにここまでされたら、心がメルルに動くけどなぁ。ポップもメルルが好きになってもおかしくないと思うけどね。ちょっと迷いがあったようにも見えましたがポップは「マァムが好き！」と言いました。でも、それを聞いたメルルは何だか満足そうです。悔いはないって感じか。