ヒュンケルの鎧は呪文をすべて跳ね返す能力がありました。ポップとマァムは苦戦させられます。
この回ではヒュンケルがなぜアバンを敵とみているのかが語られます。ヒュンケルは魔王軍に襲われた町に取り残された孤児でした。そして、ヒュンケルは魔王軍の重鎮バルトスに拾われて、育てられることになったのでした。しかし、あるときは破局が訪れました。アバンがハドラーの討伐にきたのです。ハドラーの地獄の門を守るため、バルトスは戦いに向かいます。しかし、バルトスはアバンに敗れます。その後、ハドラーもアバンに討たれ断末魔が響き渡りました。
部屋を飛び出したヒュンケルはボロボロと崩れ去ったバルトスを見て号泣します。バルトスは思い出をありがとうといって灰になったのでした・・・。このときから、アバンはヒュンケルの敵になったのでした。
バルトスが灰になるシーンは見ている僕も涙が出そうになりました。子供にとって親の死は本当に残酷。このシーンはダイの大冒険のファンでも大いに語られ話題になっていますよ。アニメ版もとても丁寧に描かれていました。
バルトスは地獄の騎士でハドラーの旧魔王軍の重鎮です。
Vジャンプ12月特大号が本日10月21日(水)発売!『勇者アバン』連載スタート!! | ダイの大冒険 ポータルサイトで再びバルトスが登場しますね。バルトスは騎士道あふれる剣士です。クロコダインに通じるものがあります。ヒュンケルは立派な剣士ですがその素養はバルトスから与えられたものでしょう。
仮の話ですが、ハドラーがアバンに倒さなかった場合はヒュンケルはどうなったでしょうか?たぶん、バルトスの後をついで2代目の地獄の門番になったでしょう。剣の実力はかなりのものだと思います。
ですが、そのバルトスから受け継いだ騎士道精神を持つヒュンケルは、近いうちにハドラーに逆らうことになると思います。ハドラーのほうもヒュンケルのことを良くは思わないでしょうから、いつから闘いになりそうです。
ただ、その場合、ハドラーに勝てるかどうかはかなり疑問です。この想定だと光の師アバン、闇の師ミストバーンがヒュンケルにはいないからです。こう考えるとヒュンケルはアバンに拾われて本当に良かった。
さて、話を漫画に戻して、ヒュンケルはアバンを敵とした理由を話したのち、正義そのものが俺の敵だと宣言します。そして、ダイに止めを刺そうと彼最大の奥義を放ちます。ダイの運命はいかに?というところで今回はおしまいです。