ヒュンケルにやられ一度は撤退したダイとポップ。ヒュンケルを倒す方法を考えます。そして、ポップが考え出した秘策はライデインです。ポップが雨雲を作り、ダイが雨雲からイナズマを落とす作戦です。
いやー ポップは天才ですね。まさに「昔から天才だった」とはまさにこのこと。どこが天才かというと、まずは、呪文が効かないヒュンケルの鎧でもデイン系の呪文なら効くと見破ったこと。ダイはまだライデインが使えないのだが、上空に雨雲があればライデインがまだ使えないレベルであってもイナズマを落とせるのではないかと考えたこと。そして、雨雲を呼ぶ魔法ラナリオーンという呪文があるということに気づいたこと。
やっぱりポップは天才!!
このラナリオーンは天候系の呪文の1つだそうです。「ラナ」がつくのが天候系。昼と夜をひっくり返すのが’ラナ’ルータ。おおっなるほど!! 三条先生天才!!ゲームのドラクエの「ラナルータ」(昼と夜をひっくり返す呪文)はほとんど役に立たない呪文の1つだったなのに、ここで日の目を見るとは!
ポップが呪文を契約するシーンも良かったですね。ゲーム版ではレベルが上がれば勝手に呪文を覚えていくのですが、ちゃんと呪文を契約してたのはよかった !ポップの上半身裸の姿もファンが増えたのではないでしょうか?
このラナリオーン、ポップには実力以上の呪文だったらしく、全身の精気が奪われると表現されています。MPでいうと50ぐらいしかないのに30位消費したという感じでしょうか?(たしか、ラナルータも大した呪文じゃなかったけど消費MPは大きかったような。ドラクエ3では調べたら12でした。)
一方のマァムは地底魔城の牢屋の中です。ヒュンケルがマァムの様子を見きます。アバン先生を恨むヒュンケルに涙するマァムなのでした。マァムはこういいます。
・・・ヒュンケル・・・可哀そうな人・・・あなたはお父さんを失った悲しみが大きすぎて・・・他人のせいにせずにはいられないのね・・・
・・・でも・・・それは間違っているわ 正義を憎むのは・・・!そんあことぉしてもお父さんは喜ばない!だってあなたのお父さんは魔王軍の中になっても正しく立派な人だったんでしょう!?
引用) ドラゴンクエスト ダイの大冒険41話(稲妻にかけろ!の巻)
ヒュンケルは幸せものですね。彼のためにバルトス、クロコダイン、マァムが泣いてくれています。この誰が欠けてもヒュンケルは正義の戦士には戻れなかったですからね。
ヒュンケルはマァムの言葉に動揺します。また、マァムに手をあげてしまったことに後悔します。ヒュンケルはやはり悩んでいます。父バルトスやアバン先生の指導を受け正義が正しいことは分かるが、バルトスの死を受け入れられずにここまで来てしまった。こっちはね、アバン先生にも育ててもらったでしょ。もう死んだ人のことは忘れろって言いたいですけど、恨みが大きくてヒュンケル本人にはできないんでしょうね。
一方のダイ達はライデインの練習を続けます。ライデインはだんだん的に当たるようになってきました。このライデインを極めてヒュンケルに挑むこととなります。今回の話はここまで。