第2巻

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 26話(卑怯なり!妖魔司教の巻)ザボエラの卑怯な作戦

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出典)ドラゴンクエスト ダイの大冒険 26話(卑怯なり!妖魔司教の巻)

ブラスを人質にして有利に戦いを進めるクロコダイン。そのクロコダインに対して城の兵士やマァムは一斉に非難の言葉を投げかけます。そして・・・ その言葉にたじろぐものの誇りを捨てたというクロコダイン。クロコダインをも手玉にしてしまった卑怯な妖魔司教・・・という回。2020年のアニメでは第8話(百獣総進撃)のところです。(アニメは物凄いペースで進んでいます。)

この回のクロコダインは少し後悔しているようにも見えますね。なぜ、卑怯な手を使ってしまったんだ・・・という自責の念。マァムや兵士に正々堂々と戦う漢ではなかったのか!と責められたじろぎます。しかし、卑怯な手を使った以上、後には引けません。誇りなどとうに捨てたわぁっ!と言い放ち、勝利のみに固執するという話になっています。

こうなってしまっては完全にザボエラペース。ザボエラは勝利を確信します。クロコダインに対しては力しかない大マヌケでも勝てるなどと言いたい放題。

一方、ダイはブラスを魔法に筒に戻す作戦を立てますが、ブラスからのメラミでダメージを受け、クロコダインにも魔法の筒を狙った策を見破られ万事休す。そして、逆にクロコダインからの獣王痛恨撃を受けてしまいます。獣王クロコダインの「勝った・・!!」のセリフで今回はおしまい。

この獣王痛恨撃ですが、クロコダインが味方になったら獣王会心撃に変わります。ゲーム版で敵側が繰り出すクリティカルヒットを「痛恨の一撃」、味方が繰り出した場合は「会心の一撃」になるので、うまくパロディしましたね。

この獣王痛恨(会心)撃ですが、残念ながら、以降はそれほど活躍する場所がありません。バランに放ったものはほとんど通用せず、ダイとのストラッシュとあわせてかすり傷を負わせる程度。クロコダイン自体がそれほど強くない設定になってしまったので仕方ないのですが。

ただ、彼は武人としての誇りを取り戻し、ダイたちの盾になる姿は思わず応援したくなります。弱くともダイを守って見せる闘い方はカッコいいですね。

それに彼なりに努力して、獣王痛恨(会心)撃を2つ組み合わせた獣王激烈掌を編み出したのですから応援したくなりますね。おっさんとポップに呼ばれているところから中年の星という感じでしょうか?

最後のバーン戦では戦力外と言われてしまうクロコダインですが、そうであっても彼の心意気が汚されるものではありません。webを見るとクロコダインのファンもいっぱいいるみたい。応援したいキャラですね。