第2巻

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 23話(危機迫るロモスの巻)ニセ勇者と遭遇

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出典)ドラゴンクエスト ダイの大冒険 23話(危機迫るロモスの巻)

夜になってロモス城に到着したダイ一行。王様に会いに行こうとするが、夜のために城に入れて貰えないため、宿屋に泊って明日出直すことに。一方、怒りに震える獣王クロコダインはロモス殲滅に向けてついに動き出す・・・

この回はちょっと一休みです。ニセ勇者御一行も出てきて、少しまったりな雰囲気です。ニセ勇者はこのロモスの件と確かあと2回出てきた気がします。(もっとかもしれません。そのときは訂正します。)ニセ勇者御一行は、基本的にはチョットくすっとさせる役割を担っている訳ですが、ラストでは重要な役割を任されます。原作者の三条先生が活躍の場をあげたいと言っていましたからね。本当に大事な場面で出てきましたね。

ところで、このニセ勇者御一行はなぜドラクエ3の勇者とその仲間達なのでしょうか。ダイの大冒険がスタートしたのは、ドラクエ3と4の間です。ドラクエ3の勇者が好きだった人は小悪党にされたドラクエ3の勇者に少し腹を立てたかもしれません。僕も最初はあんまり好きな設定ではなかったですね。

ドラクエ3の勇者を悪者にしたのは、三条先生がドラクエの世界感を出しつつも、あくまでもドラクエとは異なる物語であることを宣言するためだったかもしれません。ニセ勇者御一行がドラクエ3の勇者のパーティでなければ、ドラクエらしさが薄まってしまいますよね。それでも問題ないのですが、ドラクエらしさを残したかったではないでしょうか。ドラクエらしさを残しつつも、ゲームの物語とは完全に決別したとも見えます。監修を務めていたドラクエの生みの親の堀井雄二さんはこの辺りはどのように感じていたのか興味があるところです。

いちおう、ニセ勇者御一行を紹介しておくと、

勇者:でろりん

戦士:へろへろ

僧侶:ずるぼん

魔法使い:まぞっほ

4文字平仮名になっているのは明らかにドラクエ3のプレイヤーが設定できる名前を踏まえての設定ですね。力みが全く感じられないドラクエらしい名前でいいですね。ダイの大冒険の他のキャラはカタカナで表記されるので浮きまくってますが。

そうこう言っているうちに怒り狂うクロコダインはついにロモス城に攻め入ります。いよいよ、ダイとクロコダインの最終決戦ですね。