第8巻

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 114話(最後通告の巻)

出典)ドラゴンクエスト ダイの大冒険 114話(最後通告の巻)

あらすじ

大魔王バーンに呼ばれたハドラー。バーンはハドラーの失敗を3つ挙げます。クロコダインとヒュンケルを敵に回したこと、バルジ島で全軍を率いたのにうちもらしたこと、そしてダイがドラゴンの騎士であることをバーンに伝えなかったこと。この3つの失敗によりハドラーは死刑でした。しかし、バーンはハドラーには勇者アバンを葬った功績があると言います。バーンは最後のチャンスをハドラーに与えます。今度、バーンに謁見する前にダイとその仲間を全滅させよ。それができなければ処刑であると。

雑談

姉さん
姉さん
今回はハドラーがバーンに呼ばれる回ね。

僕
ハドラーにとっては針のむしろの回になった。こんな小物のハドラーを見て戸惑った人も多いはず。ガハハって笑っているハドラーがブルブル震えてる。あれ!?って

姉さん
姉さん
ハドラーは獣王とヒュンケルを敵に回したこと、バルジ島での失態、バランの離脱の3つの失敗で処刑確定か。

僕
これは、そもそも、ダイがドラゴンの騎士だということをバーンに言わなかったことがハドラーの敗因だな。

姉さん
姉さん
なぜ、ハドラーはそんな大事なことをバーンに報告しなかったのかしら。

僕
1つはドラゴンの騎士であるという確証がなかったことだが・・・ 最大の理由は勇者アバンを倒したもののドラゴンの騎士であるダイに負けてすごすごと戻ってきたとはバーンには言えなかったことだな。そんなことを言えばアバンを葬った手柄が半減してしまう。そんなことをいうのはハドラーのプライドが許さない。

姉さん
姉さん
なんだ。ハドラーは最初から小物だったのね。要はホウレンソウがなくて上司のバーンに大目玉ってことだわね。

僕
そうそう。中間管理職なら報告しておけば良かったんだよ。でもハドラーのプライドがそれを言わさない。「ダイがドラゴンの騎士でした。どうしましょうか?バーン様」なんて言えない。バーン様が気がつく前に抹殺すると心に決めたのがハドラーっぽい。

姉さん
姉さん
アバン先生に使い魔と指摘されてときも激怒していたしね。やっぱ、小物感があるわね。本当に実力があるならバランにでも一報を入れてあげるとかしてもいいかと。堂々と

出典)ドラゴンクエストダイの大冒険 対決 ハドラー対アバン!!の巻


僕
いやいや、そんなことしたらバランが強大になりすぎて、ハドラーは魔軍司令の座から降ろされる。もしかしたら用無しとバーンから殺処分かもしれん。そう思って誰にも内緒にしてダイをひそか殺すしかないと思ったんだと思うよ。

姉さん
姉さん
やっぱり小物ね。そんな中間管理職の悲哀を見抜いてかどうか知らないけど、バーンはハドラーに最後のチャンスを与えます。

僕
バーン曰く、ハドラー、お前には勇者アバンを葬った功績があると。次に会うまでにダイ一行を抹殺せよ。できればこれまでの愚行を不問。(だけど、できなければ死刑)。

姉さん
姉さん
ハドラーはガタガタ震えていたわね。小物とはいえハドラーは相当な実力者。そのハドラーが震えるとはバーンはどれほど強いのよ!って感じさせるシーンね。

僕
バーンがちょろっと呪文唱えたら一瞬で黒焦げになるみたいな実力差かねぇ。

姉さん
姉さん
バーンはもう一回チャンスを与えるなんて余裕を感じるわね。キルバーンは「そこまでお考えとは・・・」と言ってるけど。

出典)ドラゴンクエスト ダイの大冒険 114話(最後通告の巻)


僕
懐が深いというか。単なるバーンの興味だよね、ハドラーがどう出るかを見たいと思ったんじゃないかな。バーンは最後の最後まで余裕。まぁ大魔王だからね。

姉さん
姉さん
一方のダイ達はバランを退けた後、束の間の休息。

僕
ただ、いつハドラー達が襲ってくるかわからないのでゆっくりとは休むことができません。見張りはポップが引き受けます。

姉さん
姉さん
ポップはバランの血を貰ったから生き返っただけではなくさらに強くなったようです。集中力を発揮して花びらの一点だけをギラで燃やします。

出典)ドラゴンクエスト ダイの大冒険 114話(最後通告の巻)


僕
これはいいシーンだね。集中力がないと針に糸を通すことができないってことか。強大な魔法が使えるのではなくて本的な能力が上がったってことか。三条先生がよくこんなワンシーンを思いつくな!!と感心させられる。ポップが元気なのを示す表現はもっと別なものもあったはず。ベギラマを連発するとか派手なパフォーマンスが思いつくけど、このシーンは地味。だけどこの地味さがいいんだよね。

姉さん
姉さん
後々、このギラも出てくるし、伏線も回収してる。

僕
そんな訳で見張りはポップ。

姉さん
姉さん
でもね、ポップはやっぱり無理していたみたい。みんなのために頑張ろうとするポップ。もう自分勝手なポップはどこにもいません。

僕
ここまで来るとポップが逃げるほうがもう違和感ありだよね。今のポップなら正義感に溢れるほうが普通という状態になったね。成長したなポップ。読者のみんなも認めてるぞ。

姉さん
姉さん
でも、お調子者で感情をすぐに出すところはそのままだけどね。そんな軽いノリがあるところが良くてそれも含めてみんながポップを好きなんだと思うけどね。

僕
そのポップはゴメちゃんと戯れていますが早速誰かがやってきます。

姉さん
姉さん
敵か!!と思ったら現れたのはなんとマァム。

僕
マァムは全然変わってないなぁ。