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姉さん
今回のアニメ29話は原作では101話(強敵に捧ぐ・・・！！の巻)、102話(我が身を盾に！！の巻)、103話(心を捨てた男！！の巻)の3話分よ。
僕
3話分か。今回はゆっくりと見ることできたね。今回の見どころは何といってもクロコダインのポップを想う気持ちとその戦いぶりだね。
姉さん
29話のスタートはヒュンケルに倒されたはずのボラホーンがポップを人質にとりヒュンケルに武器を捨てろと迫るシーンから。
僕
当然、ヒュンケルは武器を捨てます。その理由はアバンに𠮟られるネタをこれ以上増やしたくないからなどと言うヒュンケル。ポップの命が大事とはヒュンケルは言いません。
姉さん
そうなんだよねぇ。ヒュンケルは決して自分の本心を語らない。あくまでもクール。でもたまに現れるヒュンケルの言動から優しい男というのが垣間見れる。カッコいいわ。
僕
ポップもマァムが悲しむから自分の代わりに死なないでくれと言います。マァムを想うポップ。恋敵なのに切ないわ。僕には言えない・・・。
姉さん
あんたなら恋敵が減って嬉しいとか思いそうよね。
僕
いや、そこまでは酷くないけどさぁ。でもポップのようにはできんね。
姉さん
そして、ボラホーンがヒュンケルにトドメを刺そうとしたときにラーハルトの槍がボラホーンの喉を突き刺します。そして、そのまま絶命するボラホーン。
僕
槍を投げたのはラーハルト。ラーハルトは人質作戦とは竜騎衆の名を汚す愚行と言いますが、本当はヒュンケルのことが気に入ったんだよね。
姉さん
実際、ラーハルトは自分の過去を語り始めます。原作ではラーハルトの過去はほとんどコマがありませんでしたが、アニメでは丁寧に描かれていました。
僕
ラーハルトは魔族の父と人間の母の混血であること、魔王ハドラーのせいで自分だけでなく母も迫害され、早くに亡くなったことが語られました。そしてバランが自分に声をかけてくれたこと。
姉さん
ラーハルトもバランと同じなのよね。自分を迫害した人間が憎いけど、自分を愛してくれた自分の母もまた人間であった。
僕
こんな矛盾があると人間が憎くなるもんかなぁ。僕なら家に閉じこもって塞ぎこむかな。
姉さん
家にはじっとはしていられずに母を迫害したやつを皆殺しにするってのもあるわ。どっちも不幸だけど。迫害したやつらを許して仲良くっていうのは・・・難しわね
僕
バランに拾われたラーハルトは幸せだったみたいね。そのラーハルトは逆にバランのことも気にかけるようになったということか。
姉さん
ラーハルトもバランとダイがうまく決着してくれることを願っていたのね。だからこそ、自分に涙してくれたヒュンケルにバランとダイを託したのね。
僕
いや、ラーハルトの話に涙してしまうヒュンケルやポップ、そんなに簡単に泣ける？
姉さん
フッ甘い奴らだってラーハルトも言ってるじゃん。あなたの心にカビ生えているじゃない？
僕
ガーン。そうなのかなぁ。そして、ラーハルトの鎧はヒュンケルに託されます。
姉さん
ラーハルトの鎧化（アムド）が解かれ、ヒュンケルに再鎧化するシーンがアニメでは描かれていたわね。このシーンかなりの力の入れようだったわ。
僕
ウーム。ここはヒュンケルとラーハルトの男の友情だから丁寧に描かれたのかな。短い戦いだったがお互いに思うところがあったのかな。
姉さん
そして、場面は変わってテラン城。バランがダイ奪還に向けて進撃してきます。
僕
待ち受けるのはクロコダインとレオナ。この時点では策なし。
姉さん
そして、クロコダインとレオナはバランからポップが足止めに来たことを聞かされます。
僕
ショックを受けるレオナとクロコダイン。レオナは原作ではなかったセリフ「わたしったら、彼のこと本気でひっぱたいちゃった・・・」
姉さん
原作ではレオナの心情がもうちょっと描いて欲しかったのでこの追加は良かったんじゃない？
僕
そうだね。さらにこの後のクロコダインが笑いだすところからのシーンはかなりいい。笑ってから涙を流すところ。こちらまでジーンとして涙が出てきた。
姉さん
我が心の迷いは晴れた！だわね。
僕
そして、クロコダインの力は何倍も強くなる。
姉さん
バランの渾身の一撃も受け止めたわね。
僕
このシーンのあえてスローで表現したのも良かったね。頑張れ獣王と応援したくなった！
姉さん
ここでハドラーとザボエラのシーンが挟まります。これは原作ではなし。
僕
うーん。なぜだろう・・・ハドラーの小心者さを表現するためかなぁ。尺の都合ではないと思うけど。
姉さん
クロコダインはバランに対してギガブレイクで来いと挑発します。そして、望み通りギガブレイクを放ってやるというバラン。
僕
アニメ版のギガブレイクは敵ながらカッコいい技だった。
姉さん
バランは獣王の最後か・・・と一言。しかし、クロコダインはレオナのベホマで回復します。
僕
一撃でクロコダインは仕留められなかったバラン。ブライドが傷つきます。この後のセリフに「ドラゴンの騎士の力をなめるなぁ！！この人間どものイヌめがぁぁ！！」というバランのセリフがあるんだけど、アニメでは「この人間どものイヌめがぁぁ！！」はカット。
姉さん
さすがにイヌはやばかったかしらね。まぁ無難にカット。
僕
さてさて、バランの2度目のギガブレイク。これでもクロコダインにトドメをさせません。ここでバランはクロコダインの真意に気がつきます。クロコダインの狙いは勝つことではなくバランの体力と魔法力を削ること。バランは驚きます。天下の獣王クロコダインがここで捨て石になろうとは・・・ それに紋章の力を全開にしているのに以前のようにヤツを翻弄できん。
姉さん
これがポップに殉じたクロコダインの強さなのね。
僕
そう。心の強さが肉体の強さに現れる。僕たちの世界でもそうだと思うよ。
姉さん
レオナはクロコダインを助けるために駆け寄るわ。そのとき、ライデインがレオナの真横に落ちてね、バランは一歩でも動いたら黒焦げになると思え！と言ったわ。
僕
原作では「女を殺したくはないが」というセリフが入るのですが、アニメではカット。セクハラになりかねないセリフは徹底的にカットの方針。
姉さん
バランはクロコダインにトドメを刺すために攻撃を仕掛けますが、ここで黙っているレオナ姫ではありません。クロコダインのところに駆け寄ります。
僕
馬鹿めが！忠告を無視しおって！ ライデイーン！！！
姉さん
そこへ飛んできたのはラーハルトの槍よ。「どうゆうつもりなのだ！ラーハ・・・」
僕
そちらのお方はディーノ様の婚約者です。殺してしまっては孫が見られませんぞ。バラン様・・・ではなくて槍を投げたのはヒュンケルでした。
姉さん
ヒュンケルはバランとの闘いに間に合いました。
僕
ヒュンケルの到着が早すぎるような気が・・・
姉さん
バランがのんびりとテラン城にやってきたのか、もしくはクロコダインが粘りに粘って戦いを伸ばしたのか
僕
後者だね。バランとの闘いを引き伸ばしたおかげでヒュンケルが間に合った。
姉さん
そして、ヒュンケルはバランの説得を始まます。「人間がすべて悪ではない！それはおまえ自身が誰よりもよくわかっているはずだ！！なぜらなおまえの愛した女性もまた人間だったのだから・・・！！！」
僕
だが・・・バランはヒュンケルの説得には応じません。それどころか、憎しみを強大化させていく。バランの心の傷にむやみに触れたから・・・
姉さん
怒りに震えるバランはすべてを捨ててダイ奪還に執念を燃やすわ。そしてバランは竜魔人へと変身していくわ。
僕
竜魔人の肌の色って赤っぽいんだね。原作では分からなったのでちょっと驚いたよ。赤っぽいとなんだかアークデーモンに見えてきた。
姉さん
ここでまたハドラーとザボエラのシーンになります。悪魔の目玉より竜魔人化した情報はハドラーにも伝わるわ。ハドラーはバランが竜魔人に変身できることを知っていたみたいだわ。
僕
ハドラーはドラゴンの騎士のことをどのくらい知っているのかな。自分が魔王だったときにドラゴンの騎士に討伐されるとか考えなかったんだろうか・・・
姉さん
そのときは何の知識もなかったのかもね。今アバン先生の外伝をやっているからそのうち状況が明らかになるかもね。
僕
竜魔人になったらバラン。ダイやヒュンケル達の運命はどうなってしまうのか？というところで今回はおしまいです。
姉さん
次回の予告が「ポップの覚悟」だったわね。前作では「ポップの最後」だったけど。
僕
まぁ次回まで待ちましょう。
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 101話(強敵に捧ぐ・・・！！の巻)グランドクルスでラーハルトに打ち勝ったヒュンケル。勝ったのもつかの間、背後にはボラホーンの魔の手が忍び寄ります。グランドクルスで思うように動けなかったヒュンケルでしたが、間一髪でボラホーンの攻撃をかわし反撃に転じようとします。しかし、ボラホーンの左手にはポップが人質になっていました。...
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 102話(我が身を盾に！！の巻)ついにテラン城に到着したバラン。ディーノ（ダイ）を渡せとクロコダインとレオナに迫ります。当然断るふたり。バランはポップがひとりで足止めに来たことを話し残酷な作戦だと。クロコダインはポップの男気を見抜けなかった自分の不甲斐なさを恥じました。...
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 103話(心を捨てた男！！の巻)クロコダイン対バラン、バランは2回目のギガブレイクを放ちます。クロコダインに直撃しますがクロコダインは耐えます。バランはクロコダインの強靭さに驚くとともに、クロコダインの目的に気がつきます。...
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