第11巻

153話 悪夢の超魔パワーの巻 呪文も使える完全なる超魔生物ハドラー

出典)ドラゴンクエストダイの大冒険 悪夢の超魔パワーの巻

あらすじ

魔軍司令としての地位や魔王としてのプライド、魔族の身体も全て捨て去り、武人肌の戦士へと生まれ変わったハドラー。時間稼ぎをしてくれたミストバーンを助けるために現れます。ハドラーはいままでは比べ物にならないほどのパワーを身につけていました。このパワーアップはザボエラによって施された超魔生物に改造されたものによるもの。力の強さはダイを上回り、さらに呪文も使うことができるようになっていました。ダイはしびれてしまった右手の代わりに左手で剣を抜きハドラーのヘルズクローを切り裂き反撃に出ます。そして、ハドラーは「次の一撃で決着をつけよう」と大勝負に出ます。

雑談

姉さん
姉さん
ついにダイ対ハドラーね。 ハドラーは超魔生物になって体つきがガラリと変わった。めっちゃ筋肉質になったわ。ベギラゴンを覚えた一回目のパワーアップで細身から体格が良くなったけど、さらに筋肉が増えた。巨人に行った清原みたい。

僕
ダイは超魔生物と気がついたみたいだけど、そんなにザムザとハドラー似ているかな?

姉さん
姉さん
角みたいなものがあるところじゃない!?

僕
さっそく、ハドラーの先制攻撃。スピードも速くパンチも重い。これまであった慢心、油断などはなく冷徹にダイと戦う。昔のハドラーとは全然違うということを感じる。

姉さん
姉さん
この一撃でダイの右手がしびれてしまいます。

僕
右手はドラゴンの紋章があるほうの手だから最もドラゴニックオーラが強い場所なのにね。この手がしびれるとはなんというパワー。単純なパワーだけならバランの力をも超えているかも。

姉さん
姉さん
しかしもすぐさま攻撃して手を抜かない。

僕
連続攻撃の中に呪文も織り交ぜてくる。かつてのハドラーは技を1つ出すたびに勝ち誇っていたけど、今回は淡々と素早く攻撃をしかけてくる。

姉さん
姉さん
だから、隙がないんだよね。以前はハドラーが油断して、その油断をつくことができたけど今回はできそうもない。超魔生物に改造される間にハドラーは相当考えたんだろうね。技を編み出すことだけじゃなくて精神の在り方も

僕
キルバーンはポップに1対1の戦いにさせてやれといいますが・・・これはハドラーが有利とみてのこと。

出典)ドラゴンクエストダイの大冒険 悪夢の超魔パワーの巻

姉さん
姉さん
キルバーンは一応は紳士的な対応なんだけどね。ちゃんと計算は働いているのね。

僕
外見上は紳士的だったりするけど、裏ではそうとう汚いことを考える油断しちゃいけない敵なんだよ。

姉さん
姉さん
キルバーンはドラクエ5のゲマ的な存在かしら。

僕
そうだね。ゲマと同じで大魔王よりも憎い存在かもしれない。

姉さん
姉さん
キルバーンの説明の説明によるとハドラーは戦いのために余生を捨てたとあるわ。このままだとハドラーは長生きできないということかしら。

僕
たしかハドラーは357歳だったはず。普通の魔族は1000歳くらいまで生きられるけど、あと1年位の命になったと思われる。これは超魔生物になったという理由もあるけど、別な理由もある。

姉さん
姉さん
だけど、余生とはなんか変な言い方ね。

僕
余生って引退みたいだね。ハドラーはもはやダイと戦うことのみが生きがいだから余生はいらんね。

姉さん
姉さん
ハドラーの以下のセリフが印象的だわ。

僕
これが強くなった理由の一番大きな部分だね。 「つまらぬ見栄を捨てられたのだ。己の立場を可愛がっている男に真の勝利などな」と言って言葉が刺さるよ。

出典)ドラゴンクエストダイの大冒険 悪夢の超魔パワーの巻

姉さん
姉さん
大人になればなるほど見栄は捨てづらくなるもんね。

僕
40代サラリーマンの我々には刺さる。年をとるほど役職が上がるから、見栄が良くなって辞めにくいんだよ。本当はやりたいことがあってもさ。

姉さん
姉さん
単に転職するだけでしょ!?

僕
辞めたら今の収入が得られなくなるかもと思うと・・・・

姉さん
姉さん
己の立場を可愛がっている男に真の勝利などないわ!ハドラーに言うとおり。

僕
そうだよね・・・

姉さん
姉さん
また、ハドラーはアバンへの想いもあるみたいだね。

出典)ドラゴンクエストダイの大冒険 悪夢の超魔パワーの巻

僕
アバンへの勝利は弟子をみんな倒してやっと達成されるってことなんだろうね。

姉さん
姉さん
ダイはなんとか左手で剣を抜いて、ハドラーの爪である地獄の爪(ヘルズクロー)を切り裂きます。

僕
ハドラーはダイの新しい剣の威力を悟って言います。「・・・いいだろう 次の一撃で決着をつけよう」と。

姉さん
姉さん
次回はダイのあの必殺技がでます。