第1巻

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 15話(大冒険への旅立ち!!の巻)さらばデルムリン島

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引用)ドラゴンクエスト ダイの大冒険 15話(大冒険への旅立ち!!の巻)

ハドラーが退き、アバン先生の仇を打つためにダイとポップが旅に出る回。

鬼岩城で負傷を癒すハドラー。ここで、魔王軍の全貌が明らかになります。上記の系統図は今後の物語の展開を考えて作られれたものらしく、今後、忠実に反映されていきます。

氷炎魔団(団長:フレイザード)に爆弾岩がいるのは面白いですね。なぜこに分類されたのでしょうか。フレイザード自身も「弾岩爆花散」や「氷炎爆花散」で爆発してますからね。派手さが命の軍団なのでしょう。

これと反対なのが魔影軍団(団長:ミストバーン)。こっちは物静かです。団長もしゃべらなければ、団員もしゃべらない。どうやってコミュニケーションを取っているのかな?

ところで魔王軍の目的はなんでしょうか?王国を全滅させて人間も根絶やしにすることでしょうか?そもそもハドラーが地上征服を狙った理由もいまひとつ明らかではありません。バーンの場合は、地上そのものを消し去り、魔界に太陽を輝かせることでしたがハドラーは何を目標にしていたのでしょうか?あとでバーンは魔王軍はお遊びだといっていましたが。

ハドラーはおそらくは地上の王として君臨して、権力を得たかったのだと思います。なので、ハドラーは人間を奴隷とするものの根絶やしにはしなかったと思います。こんなことを考えるとバーンとハドラーを比較するとやはりハドラーは小物ですね。

この回で既に、ハドラーは既にアバンから受けた傷とダイから受けた傷を比較して、ダイが強敵であることを認識しています。楽勝だと思っていたのが、自信が揺らぎ始めてきたところ。ここの段階では修行してとか命を賭してダイより強くなるとかっていう発想はまだなさそうです。ハドラーよくも悪くも感情豊かなキャラ。ハドラーの心情を追っていくことで、ダイの大冒険が一層面白く感じられるでしょう。

ダイの大冒険は全巻家に揃っており、100回以上読み返しましたが、いまだに名作ですね。連載中は人気は中位だったのですが、なぜ最上位でなかったのかが当時は不思議でした。いまでも不思議です。ドラゴンボールやこち亀などの強豪はいましたが、それを凌駕していたと僕は思うのですが。ドラゴンクエストという看板を貰って下駄をはかせてもらっての連載ですが、心情の描写や成長していくキャラを丁寧に描いているのはダイの大冒険の魅力です。

エニックススクエアのほうで技や呪文だけの逆輸入じゃなくて物語そのものをRPG化して欲しいですね。ストーリーは全く同じが良いのですが、それだけではつまらないという人もいるので、魔界編や天界編も作って欲しいところです。

この回の名言

勇者アバンを葬った功績を考えれば名誉の負傷というところであろう・・・ by バーン